1980年シーズンにデビューしたKR500。 アルミモノコックフレームというワークスマシンとしては前代未聞の冒険的な構成を持つマシンとして注目された。 コーク・バリントンのライディングにより、デビュー当初からコンスタントな成績を収めたものの、’81年の3位入賞が最高位にとどまる。 それもK・バリントンの技量があってこその成績と言えるものであった。 ’82年はライバルマシンと比べ、エンジンがアンダーパワーだったようで、コンスタントに10位以内には入るものの目立った成績は残せなかった。 同時期に登場したホンダNR500に比べれば、現実性が高い構成ではあったのものの、その特殊性から結果として重量増等などをまねき、それに泣かされたようだ。 ’82年で開発休止。 ・・・と同時にカワサキはWGPから撤退。 開発が続いていれば、どうなったか?が非常に気になったマシンでもあった。 異色マシンとして語り継がれるであろう1台である。 |
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