1977年350ccクラスチャンピオン。 日本人初のWGPチャンピオンである彼がホンダ時代で一番調子の良かったシーズンともいえる1983年。 2年目のNSは熟成も進み戦闘力は増していた。 事実、この年のチャンピオンマシンとなった。 この年、ホンダのエースであるF・スペンサーとヤマハのK・ロバーツの一騎打ちとなったが、常にその背後、もしくは間に割って入り、この2人を脅かしてたのが片山であった。 この年、表彰台4回。(2位2回、3位2回) R8オランダ、アッセンではK・ロバーツと並んでチェッカーを受け、僅か0.18秒届かず2位であった。 最終戦サンマリノGPでの転倒負傷でランキングは5位。 しかしK・ロバーツにして「今年のランキング3位はタカズミだ」と言わしめるほど、この年の片山は速く強かった。 「片山」ではなく「カタヤマ」の表記が似合う最初の日本人GPライダーだった。 |
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