HONDA NS 500 (1985)

1985年、阿部孝夫のライディングで全日本GP500ccクラスに参戦。

レーシングライダーとは思えない体格だったが、速かった。(笑)

ホンダコレクションホールに展示されている阿部車
1985年のカラーリングだが、実戦仕様とは細部が異なる。
(写真提供nobuさん)

 1985年、全日本GP500ccクラスにはホンダからエースの木下恵司と開発ライダーの阿部孝夫が参戦。
 '85NSはワークスマシンとしては最終型のNSで、その完成度は熟成の域に達していた。
 全日本仕様はWGP仕様とカウル形状など一部が異なる。
 タイヤはブリヂストンを使用。
 茂木にあるホンダコレクションホールに展示してあるマシンは阿部氏が所有していた’84モデルと思われる。
 1985年は阿部孝夫は第3戦までNSを使用。
 エース木下のサポートと開発を中心に参戦したと思われる。
 その体格からは想像出来ない速さを発揮し活躍。
 スズキ・カワサキ・ホンダと各メーカーで開発ライダーとして活躍したが、実戦でも勝てるだけの速さを持った貴重なライダーでもあった。
 引退後は漁師を営みつつ、バイク雑誌などでもレポートなど幅広く活躍していたが、2007年4月11日、死去。
 享年59歳だった。

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